ー とくしま街道 ー 

 
私たちは、平成22年から「ウオーク日本1800」、「阿波の川物語」、「阿波の歴史物語」、「徳島再発見」、「阿波路探求」と様々なテーマを設け、郷土の路を歩いてきました。
しかしながら、徳島にも、いにしえの時代から主要な旧街道から様々な名も知らない生活道、四国88ヶ所巡りの遍路みちと、まだ歩いていない路(道・みち)がたくさんあります。そこで、様々なテーマのウオーキングからいまだに見つかっていない、阿波とくしまの路を探して、新たな自分発見、街道沿いなどにある歴史・街並み・集落・花などの自然を求めて歩きたいと思います。  
 本年は、交通機関とできるだけ直結したコースを選びました。ウオーキングは健康づくり、仲間・地域の人々との交流を深める絶好の機会です。

       さあ歩きましょう! みんなで楽しく。


写真集  
           333回徳島ワンデーウオーク・とくしま街道59・阿南市
        (医師と歩こう第30回徳島大会)(羽ノ浦春色探訪)

 
 風が強い晴天の422日(日)、阿南市羽ノ浦町の「阿南市情報文化センター」に80名が参加しワンデーウオークが開催されました。午前中は「情報文化センター」で、徳島大学大学院 特任教授 粟飯原賢一先生による「フレイルとメタボ予防のための運動療法の意義とその効果」をテーマに講演があり、最初に「多目的コホート研究の目的」として現在日本各地で多くの方々から生活習慣についての情報を集め、20年以上の長期にわたって疾病の発症に関する追跡を行うことによって、どの様な生活習慣が疾病の発症に関連しているのかを明らかにすることを目的として研究が行われており、当日は、メタボの診断基準について、更に内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の違い、メタボによる心血管発症、体型、喫煙、飲酒、癌、糖尿病等のリスクなど研究結果を基に説明がありました。
 また「フレイル」は病気ではないけれど、年齢とともに、筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことで、フレイル対策についてウオーキングは効果的であるが、食事、ウオーキング強度、筋肉運動などを考慮する必要性を、また足の筋肉強化として手軽にできる「ゆるジャンプ」の説明がありました。日々私たちが疑問に思う身体について、研究結果を基にわかりやすく講演をしていただきました。
 
 昼食後、Aコース5kmは集合場所の「阿南市情報文化センター」を出発して、「350年前に
大井手堰の開削を行った佐藤良左衛門の碑」、「挙正寺・穴観音(横穴式古墳)」、「羽ノ浦神社」「宮倉一里塚の辻堂」、「羽ノ浦山」を訪ね「情報文化センター」にゴール。
 Bコース10kmは「阿南市情報文化センター」を出発し、コースは異なるがAコースと同じ旧跡を訪ねた後、ボタンなどの花が開花する「立江寺」を参拝し、春日野団地を通り「情報文化センター」にゴールしました。
 早期水稲で知られる田植えを終えた田園を通り、温暖な春の羽ノ浦に触れた1日でした。  
 
次回のワンデーウオークは57日(日)に鳴門市で開催します。

集合場所は鳴門市文化会館、集合時間は930厳守です。

 皆様のご参加をお待ちしています。